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書くということ

最近は色々な出版社から連載や読み切り記事の執筆を依頼されることが増えてきました。しかし、ほとんどの依頼は断るようにしています。私はプロの書き手ではないし、何より自分が面白いと思えるものにしか興味が持てないからです。

楽しく書くというのは、生業としてのライターでは無理だろうと思います。私はお金のために書くという事はしません。だから、今まで書いた記事や取材について私自身は1円も手にした事はありません。

執筆を依頼されるときには、素人の私に対してでも高額な報酬を提示してくれますが、お金のために書くとなれば、それは趣味ではなくなってしまいます。

私にとって「書く」という行為は情報や知識、経験を論理的に整理する作業であるとともに、人生の一部分を記録する行為でもあります。SPA!の連載を始めたのは、膨大な情報の中に埋もれてしまうウェブより、物理的な紙媒体に記録を残したかったからです。

それに趣味として書くことと、発言の場を紙媒体に持つことには大きな意味があります。インターネットの普及で、誰でも簡単に記事を掲載できてしまう現代では、紙媒体に発信する機会はとても貴重だと思います。

SPA!の連載も私にとっては趣味であり、論理的思考のトレーニングだと考えています。西原理恵子さんと同じ誌面を作れることも貴重な経験であり、単行本化も楽しみです。それでも、自分で書くことが面白くなくなったと感じたら、やめる時だと思っています。

ウェブ上に書くのはブログとツイッターで十分ですが、最近は純粋な文学作品も書いてみたいと思うようになりました。あくまでも趣味ですが。

投稿者:

猫組長

ネコノミスト・ネコ評論家。専門はマクロ経済学・金融市場論。得意分野は国際金融取引。 週刊SPA!にて「猫組長と西原理恵子のネコノミクス宣言」連載中。 メール info@nekokumicho.com